ろくでなし八犬伝 公演情報 男〆天魚「ろくでなし八犬伝」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    室町時代から続く、里見家にまつわる奇譚「南総里見八犬伝」、 現代に甦った妖魔を討つため、伝説の八犬士が平成の世に集結するが…。この犬士たちは武家の世の中とは違い 、”忠義”などという言葉からは程遠いイメージ。その少し頼りなさを面白可笑しく描いたエンターテイメント。とても楽しめた。
    カーテンコールで初日から千穐楽まで一般席(全席指定)は完売している旨、案内があるほど人気公演である。
    (上演時間1時間50分)

    ネタバレBOX

    セットは障子等の衝立、二階を設えただけのシンプルなものであるが、舞台全面のスペースを広く確保しているのはアクションシーンをしっかり観せるため。それを効果的に魅せるための舞台技術…音楽(SE含む)や照明の印象付けが上手い。

    舞台背景…「南総里見八犬伝」は、室町時代後期を舞台に、安房・里見家の姫・伏姫と神犬八房の因縁によって結ばれた八人の若者(八犬士)を主人公とする伝奇小説。共通して「犬」の字を含む名字を持つ八犬士は、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字の数珠の玉(仁義八行の玉)を持ち、牡丹の形の痣が身体のどこかにある。各地で生まれた彼らは辛酸を嘗めながら、因縁に導かれて互いを知り、里見家の窮地を救うべく結集する。
    里見家は実在の大名であるが、「八犬伝」の伝奇ロマンのイメージが里見家と関連付けられるが、この物語はヒストリーフィクション。

    さて、本公演の時代設定は現代…そこでは仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌などと言う高尚さはなく、何となく、だらしがない、自堕落、無関心、いい加減な中年オヤジが500年の時を経て集まる。それでも原作の「犬」の字を含む名字、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字のある玉を持ち、牡丹の形の痣が身体にあるという設定は同じ。

    平成の世なれば殺陣というよりはアクションという表現が合う。「オジサンが舞い?オジサンが宙を飛ぶ? ろくでなし達の熱い戦いを見届けろ!」というフレーズ通りの笑劇であり、まさに可笑し味のあるエンターテイメントである。

    次回公演を楽しみにしております。

    0

    2017/12/17 13:43

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大