ちっちゃなエイヨルフ 公演情報 メジャーリーグ「ちっちゃなエイヨルフ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    それがトリガーとなって、
    「厄介なものは、あたしが駆除してさしあげよう」がトリガーとなり、
    事件と感情の発露がドミノ倒しのように押し寄せてくる会話劇。
    あまりに正直すぎる感情の発露と気まぐれな動き。
    もはやシュールですらあるが、現実、意外とそんなものなのかも知れない。

    毎回思うが、タニノクロウは古典に対して真面目すぎるほど真面目だ。
    流石にペニノのような料理はできないと言うことなのだろうか。
    テキストだけで充分刺激的だから、僕はこれで割と満足なのだが。

    ネタバレBOX

    主要の3人をピックアップ。

    物語のキーを妹のアスタが握るが、馬渕英俚可が見事に勤めている。
    ボーイッシュで芯の強いところは、そもそも好かれやすいとも言えるのだが、
    しっかり好かれる役になっていたのではないかと思う。

    勝村政信は、アルメルスという役に誠実に向き合っている。
    ちょっとのおふざけの入る余裕すら見せず、全力で取り組んでいる。
    少なくとも観るべきモノは観られたという気分にさせるのは流石だ。

    とよた真帆はそれこそ舵取りが難しいところだ。
    女の嫉妬深さやら気まぐれやら、悲哀なるエロスと言うべきか。
    言ってしまうと馬鹿馬鹿しいのだけれど、なかなかに身勝手な感じは、
    その役を攻めきっている感すらある。
    だからこそ、最後の台詞が素直になるのだろう。

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    2009/02/12 00:50

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