満足度★★★
鑑賞日2017/12/03 (日)
中世のヨーロッパ、ハリーポッターのような世界観な舞台。現実的なメッセージ性の強い芝居が多い中で、これぞ「演劇」というような好感のもてる舞台だった。
が、個性的なキャラをちりばめているにも関わらず、いまいちその個性を掘り下げられていない。主人公もその陰のある個性にバックグラウンドは見えてこない。みな中途半端。
物語的には解りやすいけど、いまいち入り込めない。こういう時代設定や個性のあるキャラ設定をしている割には最後のクライマックスに持っていくまでにこれという起伏もなく観ていて眠気も襲ってきた。
楽しくなりそうな設定だっただけに、もったいない。もう少し脚本、演出にひねりがあっても良かったのでは。
それでも久しぶりに観た「演劇」、新鮮で楽しめた。