山田由希子さんが出演されるというので「elの軌跡」を観て来た。元々童顔で可愛らしい顔立ちをしているし、色々な舞台を観て来て、彼女の役の幅の広さは知っていたが、今回は10歳の少女役という事でさすがにどう演るのか?と思っていたが、全くさすがとしか言い様が無かった。またもや難役を自然にやっている彼女に天晴と思った。声、仕草、芝居、よほど子供を研究したのだろう。プロとしては当たり前だが、彼女はいつもニコニコしながら、予想の遥か上を行ったパフォーマンスを舞台で見せてくれる。ロディは登場からラストまでの間で、作品の中で一番振り幅が大きい難しい役柄だったと思うのだが、ノーマンが事切れてからの悲しみ、憎悪、怒り、能力の顕在化?は悲しくもゾッとした。そしてその後のラストシーンでのあの表情はとても文章に出来ない。思わず固唾を飲んだ。恐ろしかった。フィナーレではいつも通りの可愛らしい笑顔で踊っていたり、挨拶をしたり、手を振っている彼女を見てホッとした。可愛いも綺麗も汚れも子供も大人の女も出来るなんて、もはや無敵だなぁ。これからも応援しています。それからニックをやっていた女性がとてもカッコ良かったです。お疲れ様でした。
2017/12/09 18:25