会場は風呂無しアパートの一室。これによりMy観劇歴の最小会場記録を更新。「銭湯ぐらし」のタイトルや制作背景から、さぞかし生活臭溢れる公演かと思いきや、意外と観念的な表現が多く、観劇というよりアート作品を鑑賞してきた様な感覚。とはいっても衣装の毛玉ひとつひとつもハッキリ見えてしまう目前での密室光景は、僅かな香りさえも間近に感じ取られ、有無を言わさず生々しく、やはりこの体験はこの空間、この時間でしか得られない演劇の醍醐味そのもの。シーリングライトの強弱や家電の放つ光を利用したワンルームならではの照明効果は、時には現実的で時には幻想的。
ネタバレBOX
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2017/12/04 13:05
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