銭湯ぐらし 公演情報 藏下右京×渕上夏帆 二人芝居「銭湯ぐらし」の観てきた!クチコミとコメント

  • 会場は風呂無しアパートの一室。
    これによりMy観劇歴の最小会場記録を更新。
    「銭湯ぐらし」のタイトルや制作背景から、さぞかし生活臭溢れる公演かと思いきや、意外と観念的な表現が多く、観劇というよりアート作品を鑑賞してきた様な感覚。
    とはいっても衣装の毛玉ひとつひとつもハッキリ見えてしまう目前での密室光景は、僅かな香りさえも間近に感じ取られ、有無を言わさず生々しく、やはりこの体験はこの空間、この時間でしか得られない演劇の醍醐味そのもの。

    シーリングライトの強弱や家電の放つ光を利用したワンルームならではの照明効果は、時には現実的で時には幻想的。

    ネタバレBOX

    男性はどう見てもメンヘラ、女性はそもそも人間?
    観終わった直後はとりとめのない印象こそ受けましたが、よく考えてみると漠然とした不安や、日常のちょっとした幸せ等、誰もが無意識に感じる悲喜こもごも(特別な事件が無くとも生きているだけで湧きあがってくるランダムな感情)が描かれた、そんなに遠くもない世界なのかなと思えたりもしました。

    心残りは小杉湯の入浴。
    時間がなかったので断念するしかなく、その夜は自宅の長風呂にてガマンしましたが、作中での小杉湯入浴手順は初級・中級・上級としっかりインプット。
    いずれ実現、実感したいと思います。

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    2017/12/04 13:05

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