RISE ~unit of brand new choose~ 公演情報 super Actors team The funny face of a pirate ship 快賊船「RISE ~unit of brand new choose~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    新撰組の内部事情、隊員の心情を中心に描いた物語である。本公演は「江戸試衛館編」「京都守護職編」の構成であり、自分は「京都守護職編」のみ観劇した。池田屋事件、禁門の変など新撰組として関わった出来事、新撰組内の人間(対立)関係や隊員自身の葛藤が心情豊かに描かれている。
    テンポよく描いているが、それでも2時間20分の大作である。

    ネタバレBOX

    障子で囲まれた部屋…駐屯地の道場または隊員の部屋をイメージさせる。上手・下手側には立板塀があるだけの簡易な造作である。それは劇団の殺陣演技を十分観(魅)せるため、舞台スペースを確保するためである。もちろん段差も設えているが、今まで観た公演に比べ高低差はそれほどない。躍動感よりも人間描写を中心にしているためであろう。それは近藤勇も含め、江戸(試衛館)時代の呼び名、その親しみさに人間味が溢れる。京都における新鮮組=殺戮集団というイメージを、隊員内の物語にすることによって情緒性が描かれることになる。

    池田屋事件と禁門の変の働きで朝廷・幕府・会津藩から感状を賜り、新たに隊士を募り、また近藤勇(清水勝生サン)が帰郷した際に伊東甲子太郎らの一派を入隊させる。新選組は200名を超す集団へと成長し、隊士を収容するために土方歳三(長内和幸サン)は壬生屯所から西本願寺へ本拠を移転する。このことに反対する山南敬助(矢野たけしサン)との意見対立と死別つ。

    長州征伐への参加に備え、戦場での指揮命令が明確になる小隊制を組織。伊東らの一派が思想の違いなどから別組織を結成して脱退。新選組は幕臣に取り立てられるが、隊内も分裂する。
    後年、近藤が新政府軍に捕われ処刑され、沖田総司(金村美波サン)も労咳のやめ江戸にて死亡。

    新撰組史を辿りながら、隊員(本公演は近藤、土方、山南、沖田が中心)の江戸の試衛館道場時代を懐かしみながら、幕末という時代の奔流に飲み込まれていく姿を生き活きと描いている。
    殺陣は交わる刃の効果音(SE)も含め緊迫感があり楽しめた。人物描写を効果的に観せるため、照明(時刻や時季)の工夫も印象に残る。

    次回公演も楽しみにしております。

    0

    2017/11/28 22:21

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大