満足度★★★
鑑賞日2017/10/29 (日)
観客の判断に委ねる(聞こえたのか聞こえなかったのか、聞こえないがふりをしたのか聞こえたと信じこんだのか、できていたのかいないのか、など)部分が複数あり解釈が様々になりそう。
が、旧態依然とした村社会の中から少し新たな方向に向かい始める人々(と取り残される人/旧態にしがみつく人)の話かな、と。そして「えびす様の声」から「アマチュア無線」への転換/乗り換えが面白いなと。
昭和63年とその10年前を描き、時として「あれ、これはどっち?」と思ったことがあったが、それは両者が混沌とした千鶴(=離人症という設定)の主観で描かれていたのではないか?とも。
(余談)
装置で使われていたSONYのカラーテレビ、σ(^-^)が中学生時代にウチに来た最初のモデル(の画面がやや小さいヤツ?)ではないかと。もちろんそれまではモノクロテレビで、番組アタマに表示される「カラー(放送?)」の文字を怨めしく(笑)見ていたのだ。