海猫は泣いている 公演情報 演劇集団アクト青山「海猫は泣いている」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    内容が少し重く、わかりにくいものでした。なれると、こういう心理劇みたいなのが魅力かもしれません。楽しく拝見しました。

    ネタバレBOX

    アクト青山で,『海猫は泣ている』を観た。

    下北沢とか,劇団四季とか,上野ハウスとか,池袋グリーンシアターなどで開始した演劇・ミュージカルの散策は,ここに来てアクト青山になった。

    演劇はどうやら,知人とか,子どもとかの応援などから参戦するようだ。私は,同時に,演劇史なども読み漁った。しかし,その本質たるもの,核心などは,わからない。観劇はなんとなく漂流していく。それは,どういう場所のものが魅力なのか,次はどこにいくのか?そいうことが全く良くわからないことになっていく。

    アクト青山はやや正統的な演劇団体のようだ。過去の名作も多い。そのような安心してみられる演劇の場があったのは幸いだった。

    『海猫は泣ている』は,よくわからない演劇だった。しかし,あとでしんみりと心に残る場面も多かった。良い演劇だった。100%納得いくものより,少し謎めいていたり,解釈を自分でする部分があるのもたまには良い。そういえば,イプセンの作品などでも,別の演出で観ると,新しい発見やら,背景になる真実が見えて来たりする。実は,演劇,ストレートプレイの持つ魅力は,そのようなものだ。たぶん,想像力が鍛えられる。ゆえに,その人は翌日から,職場などでも表面的には見えない「いじめ」などがわかる。

    『海猫は泣ている』の時間は,プルーストのようになにかに触発されて,その場面が浮かんでは消える。ために,前後がごちゃごちゃになるものの,実際に人間の記憶では良くある。

    ことばがしゃべれない設定である物理学者が,記憶の中で雄弁にことばを発することがある。あれは,夢の中で起こったことなのかどうか・・・

    全体としては,小劇場の良さというのは,その場面に自分も参加しているような錯覚が起きる仕組みだと思う。そこで,実際にことばを発するのは,めったに許されないが,小劇場ではそのくらい現実のできごとになっていく。自分なら,こんな人にどのような批判やら,態度をするか。そういった真剣さが生まれる。

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    2017/11/24 16:18

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