満足度★★★★★
鑑賞日2017/11/05 (日) 15:00
価格3,000円
無題2157(17-161)
15:00の回(晴)。
今年4公演目。観始めてから3年、あっという間。
14:30受付開場。中に入って座り...しばらくの間...「来たことがあるような気も...?」。調べてみると、1回来ていました。
2010/12「吉田隆子生誕100年記念コンサート」、長尾春花さんのヴァイオリンを聴きにYouTubeでチャイコフスキーの協奏曲を演奏するのをときどき観ていたからですね。
ですが、求道会館のサイトでみると正面に「六角堂」があるのにそのときは気がつきませんでした。椅子と柱、配置には覚えがあったのですが、外観もすっかり忘れていました。
その頃は、上野の美術館(美術展など)によく来ていて、近くにある弥生美術館にも。
ということで、今回は芥川龍之介(青空文庫で読めました)ですが、ちゃんと読んだ作品はひとつもありません。
以前「ぱらいそ」というタイトルの公演を観ましたが、「ぱらいそ」というコトバがあることすら知りませんでした。
なにかあるとすると「羅生門(黒澤明監督)」を観たことがあるくらいです。
14:46場内アナウンス(60分)
15:00開演~15:54終演。山田さんの箏をはさみながら憑かれたかのように全身から搾り出された声が会館内に伝わってゆきます。
作品にもっともふさわしい会場(サイトでは「仏教の教会堂」とありました)かもしれません。
1918年の作ということはおよそ100年前。会場の荘厳さ、箏の音(豊かな曲調)、力強く伝わってくる声、客席の静寂さ。一見、なにも起こっていないようで、観客の胸に伝わってくるものが見えるようでした。
wikiってみると、御降誕の祭の夜(クリスマスのことらしい)、安土桃山時代(1573?1603?)の長崎、周囲の誤解と偏見、切支丹物。
なんとなく某アニメの最終回を思い出します。
今日の北原さんは「黒」。