ブランキ殺し 上海の春 公演情報 公益社団法人日本劇団協議会「ブランキ殺し 上海の春」の観てきた!クチコミとコメント

  • 「ブランキ殺し 上海の春」約2時間10分。2.26事件が革命として成功していたら…という架空の設定で日本人、中国人、朝鮮人、西洋人らが入り乱れる上海が舞台。佐藤信さんの70年代の戯曲を西沢栄治さんが冷静に演出。私にはもうこの熱さも、革命を欲する身体もないのだな…と気付かされた。
    銀色のポールが横一列に並ぶシンプルな美術に、狙い定めた照明と映像が活きる。目の前で披露される元気な歌と踊り、大声の会話、鍛えられた筋肉が「既に失われたもの」として迫ってきた。時代は変わり、日本人も変わり、今、ここには大きな断絶、空白があるのだと、まざまざと見せつけられる体験になった。

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    2017/10/30 22:51

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