満足度★★★★
2年後の東京が舞台であり、架空の教団など、細かい設定部分の作り込みが深度と粘り気を持っていて好感
出てくるネタや言葉のチョイスが、しっかりと作者の持ち物であり、作者の作品になっていて感心した
性癖というより文化であり、その世界を表す言語だなと
友達と「もしも○○だったら」みたいな話を細部まで掘り下げて話す時の面白さのような、フィクションが嘘である事を笑いにも叫びにも上手く消化した作品
劇場のキャパとかという意味じゃなくて、もっと大きな器の作品でも山田さんは作れそう。世界観や展開、人物造形とか
大田さんの何者でもない何者感は小劇場世界のど真ん中って感じで特筆すべき存在感
あと、岡戸さんの貫禄というか無敵感ってのはなんだろう。面白い作品には何故かいる人的な存在感が育っている
男優陣も三浦さん、國府田さんと初見だったけど、ひと目でわかる曲者感