満足度★★★★
期待通りの面白さだった。
やはり古典ものは完成度が高い。
時々こういうものを観て自分の基準を校正しておかねばならないと思った。
日本人俳優はどの方も表情豊かでセリフも聞きやすく的確な演技であった。
舞台セットは簡素だったが衣装は華やかで楽しむことができた。
ダンスは喜劇用にキレを封印した緩めのものだった。
あまり本気を出すと浮いてしまうのだろうと一応理解しておく。
ロシア人俳優がロシア語でセリフを言うところがあるが、その意図を理解できなかった。
まあ当然意味が分からなくても支障がないところを選んでいるのだろうがストレスになる。
歴史的な事情があるのかもしれないが彼らだって中途半端な役でつまらないのではないか。
会場の「紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA」は1996年にできたとは思えない綺麗なところで座席もゆったりとして3時間近い公演中も腰が痛くなることはなかった。