満足度★★★★
鑑賞日2017/04/16 (日)
価格4,000円
各編を個別に観ることができる「内覧会」で通し券にて3作品コンプリート。3本それぞれ出演者の年代のみならず味わいも違って「お得な詰合せ」な感じ。
【その41・やさしい男】
これが年長チームの実力か、安定感があり安心して観ることができた。舞台となる「場所」や軽トラの見せ方と浪漫ある幕切れが特に好み。
【その38・遮光婦人】
オトナのプカツあるいはオトナの道徳ドラマ(小学校時代に授業で見たアレ)的な内容に加えて演者の年齢的にもリアルで「男はやっぱりいくつになってもああなんだな……」な言動にニヤニヤしたり苦笑したり。
つい最近話題になった(=脚本執筆時には表沙汰(?)になっていなかった)芸能人夫婦の「あること」と同じことも出てきて夫婦にはありがちなのか?とも。(笑)
演技エリアの手前と奥となどを使った映像で言えばフェードアウト&フェードインするような場の繋ぎ方も良かった。
【その25・雪ロード埋没】
基本的にはコメディ編ながら哲学的(あるいは心理学的?)な部分や きゅうん な部分で締めてアクセントとした。
序盤の2年女子トリオのけたたましさ(笑)の「あーこれこれ!」に始まり高校時代ならではのいろんな想いに郷愁をそそられ、今の自分と一番隔たっているあの頃に思いを馳せる。(かなり露骨に匂わせているのに肝心の当人がニブくて気付かない(ふりをしている?)ってこと、往々にしてあるもんなぁ……トオイメ)
フジテレビの「美少女H」やTBSの丹羽多聞アンドリウがプロデューサーを務めたものなど往年の深夜ドラマに通ずる味わいもあった。
登場人物全員がちゃんと高校生に見えたのはσ(^-^)の歳との隔たりのせいか?(反語的用法)