満足度★★★★
たった5人の出演者で人数的な華やかさはありませんでしたが、全員役にぴったりでぐっと引き込まれました。特に主役の疲れたトラックドライバーの役の方は、本当に疲れきっているのではと思えるほどやさぐれた感じが出ていました。
ホールはきれいでスペースもゆったりとしていて、大変快適でリラックスしてみることができました。
動きもほぼなくセリフ回しだけで展開されましたが、60分間圧倒されっぱなしで、見応えは十分でした。
ただ、テーマが過重労働に苦しむトラックドライバーの悲哀と苦悩ということで、あまりに現実が迫ってきて、ほのぼの感やワクワク感、幸せ感といった演劇に必要と(私が)思う夢っぽい要素はほぼ0、見終わったあとちょっと考えさせられる舞台でした。
結構小学生らしき子供も見に来ていたようなので、もう少し題材を考慮してもよかったのではと感じました。