満足度★★★★★
鑑賞日2017/08/26 (土) 18:00
価格2,300円
無題2123(17-126)
18:00の回(曇)。
17:30受付、開場。正面奥、白く細長い板(鯨幕かと思いました)。上部には吹き出し口のようなものから細い枝状のものが伸びている。桟敷+クッション2重、ミニ椅子、パイプ椅子+ザブトンという座席構成。
気がつかないくらいの音量で流れる曲「A Hard Day's Night」。
17:56前説(70分)、18:00開演~19:10終演。
脚本の吉田広大さん、役者の伊盛信乃さんは、はちぶんのいち第一回公演「大人的精神論/大人的外見論(2017/1@GEKIBA)」二人芝居を観ていて、吉田さんは「手、向ける(2017/4@CCAA)」を伊盛さんは「すきすきこっちむいてホイ(2017/6@参宮橋」を観ての本作。
他の方では
小口舞馨さん「パピヨン(2016/4@眼科画廊)」のスタッフ。
皆川依璃(準主宰)さんも「手、向ける(2017/4)」で。
終演後でいいので「配役表」があるとありがたいです。
とてもよくできた「猿」に驚嘆。それらしい色の衣装、どこで仕込んだのかその身のこなし、表情や仕種。
いつもの日常からホンノ数センチしかずれていないのかもしれないもうひとつの日常的な風景。
ディック(P.K.Dick)やブラッドベリ(R.Bradbury)のような幻想的なトーン。
しばらくすると正面の「白と黒」がマグリットの「白紙委任状」のようにみえてきた。
日常の溶け具合、モゾモゾした感じ、かみ合わない会話、役者のみなさんのムーヴメント、椅子の使い方も好みでした。