満足度★★★★
存在すること、といった根源的なテーマを問いかけてきた。この手の大きなテーマの場合、大概の団体は消化不良のまま終わってしまうが、甲斐ファクトリーはうまく仕上げてきた。ところどころに笑いをまじえて、気負うことなく自然に観ることができた。役者陣に演技力のばらつきが見られたが、音楽、照明、演出の力でフォローしている。美術はアイデアだ。新宿で公演するという意味もよくわかる。都市のダークファンタジーか。南アルプスの情景が目に浮かんで救われた。甲斐ファクトリーの次回作に期待する。
0
2017/08/16 09:39
1
このページのQRコードです。
拡大