満足度★★★★
王子でまたまた掘出物
1月の王子小劇場は、無名の劇団や若手の劇団をバックアップする時期なのかな?
先週のカムヰヤッセンは板倉チヒロさんという芸達者な、既に認知度のある役者さんの力と魅力を最大限に引出す事で強烈な印象の舞台を作り上げたけど、今週のウラダイコクは個人プレーというよりチームプレーが光っていました。
最初、開演まではお客さんからお題を募っての即興芝居で、全身白タイツの4人が「オバマのオナラ」という寸劇をやっていて、まずこれで開場を暖めてました。
会場のお客さんの誘導もとても丁寧かつスムーズで、超満員の劇場でも混乱する事なく席につけました。
今回の舞台で感心したのは、作・演出の如月セイチローさんの前説から物語が始まっていくまでの流れ。
お客さんに語りかけ、「目をつぶってイメージしてください」と語りかけ、客のひとりひとりの頭の中に砂漠とそこで大切な誰かといるイメージを作らせます。
そして、目を開けると舞台が始まっているのでした。