満足度★★★
鑑賞日2017/06/25 (日)
再配達版最終日観劇。
劇団関係者ではないが、個人的にそこそこの観劇歴、紀伊国屋ホールの重要性はよくわかってはいるつもりだが、これまでここでの観劇は自分の身の丈もあって座席運に恵まれず、あまり好意的な印象の持てない劇場であった。それが祟ったのか、今回、舞台位置のちょうどセンターに当たる座席からの観劇だったにも関わらず、当日は前列観客数人の体格が視界を遮る形となり、ほぼ、そのかたがたの後頭部を見ながら観劇する事に。今回の舞台の前評判の高さからかなり期待はしていたのだが、そういった事があり、初演観劇済みで話の展開は理解しているとはいえ、再演版の上書きが出来ず非常に無念。
再演ゆえか、役者さんの声の限りに時に叫びながら喋るも、台詞の流れは良くも悪くも滑らかに聞かれ、却ってそれが、つか舞台の足掻きながら観る熱量を上げるような舞台に感じなかったのは、口の悪い一般客の感想になるのだろうか。
ただし、今回も つかー幻冬舎見城氏ー横内さん の横並びの情熱は随所に感じた。惜しむらくは公演日程の短さと作品の性質上、もう観る事が出来ないという事か。