満足度★★★
鑑賞日2017/06/18 (日)
近代世界の歴史観をきちんと把握しておらず理解度が不十分、あまり自信はないが世界恐慌後に世界のあらゆる国から大勢が移民?移住した頃の、第二次世界大戦間際のアメリカのバーが舞台となっている。1幕は自己紹介的な場面が続いていたが、気がつけば全部が終わっていた。
オールドアメリカ浪漫なのかなぁ?沈黙ではない静寂な「間」が大半を占める約3時間(休憩あり)だったが、あまりの静けさに周囲のお腹の音がよぅ聞こえたのはご愛嬌。
出番これだけ!?って人もいたが、もともとの戯曲がそうなっているのかな。最終的に木場さんが全部持ってったような気が無きにしも非ず。毎回思うがアメリカ戯曲って根は暗いような。前半、物語の人物道標のような役割の丸山さんとか、役者さんはそれぞれ良かったんだけど…。劇中の葉巻の煙が、行方を燻らし立ち消える人間模様のようにも思えた。
今回見た上で、もう一度見てみれば、もっと違う印象を持つのだろうけど、私には手強すぎてカテコのスタオベにも参加出来ず。履修科目でアメリカ文学でも選考しとけば良かった。無念。
観劇当日、新国立保存用かカメラ収録日。