満足度★★★
題名の「ソォース」は主人公の人生を大きく変えた、そのものだから理解できるが、なぜ“KARATE MUSICAL”なんて銘打ったのだろう?劇場入って、そのアナウンスが聞こえたときは、ちょっと驚いた。そして開演、多少それらしきものはあるが、銘打つほど空手の迫力や美しさは感じられなかった。今時、2.5次元に出る若い役者たちは、本番までにしっかりと、それを感じさせるだけのものを作ってくるものだが、メインにそういう気概は感じられなかった。見どころは杜けやきさん演じる母、強くたくましく優しい母の想いは、母心にぐんぐん迫ってくるものがあった。また、渡辺大輔さんの歌声はのびやかで聞き応えがあった。全体として展開の早すぎる話、主人公の想いも流れがちに感じた。