満足度★★★★★
風に抱かれし村。乱れ入る風は阻み、歩み入る風来坊は取り込み、”自由な”風は今日も絶えぬ。白き女に選ばれし男は白き風を抱く。自らの由、自らに在り、と気付けばこそ。見えるはずのない、見るべきではない、見てはいけないものと人間社会との緊張が靄の向うにうっすらと。無理のない演出と淡々と籠められた演技との洒落たパッケージ、渦巻く波に呑み込まれた。
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2017/06/19 20:59
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