音楽劇「ピアノのへや」 公演情報 空間製作社「音楽劇「ピアノのへや」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    鑑賞日2017/06/15 (木)

    2014年の『YMCA~八巻モーターチアリーディングアクターズ~』を皮切りに『HOME COMING』『お誂え四十七士』と拝見してきた空間製作社さんの舞台『ピアノのへや』(2時間35分、途中休憩10分含)、15日のソワレを観て来ました。

    ネタバレBOX

    再々演となる3話オムニバスの音楽劇は、脚本も(そして恐らく)演出も、より一層の磨きをかけた、団体さんにとっての珠玉の作品なんだろうなと、ひしひしと感じさせる緻密な構成。丁寧に描かれた早瀬家三世代の家族史、観る側もじっくりと腰を据えて拝見させて頂きました。

    ただ気になった点が二つ。
    まず第一に、戦前、自宅にピアノがある程の裕福な家庭ならば、すべからく礼儀作法にもうるさいはず。でぇ、外部の人間とはいえ、カステラを掴んだ手のままで(手を拭くシーンはなかったかと)、ピアノの鍵盤を触ろうとするのを見過ごすかなぁ?
    それから「野村紫衣」の作劇上の処理。当日パンフで明示された「中田瑠璃の孫」という設定、それを匂わせる劇中の伏線もありながら、結局、「孫」の設定はおはなしの上では何の影響ももたらさなかった…再演を重ねるうちに「中田瑠璃の孫」であることの意味合い、そぎ落としてしまったのかな?

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    2017/06/17 07:29

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