オネエ探偵と初恋喫茶 公演情報 秘密結社Crymax「オネエ探偵と初恋喫茶」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    鑑賞日2017/06/08 (木) 14:30

    8日午後、新宿のシアターブラッツで上演された秘密結社Crymax第1回公演『オネエ探偵と初恋喫茶』を観てきた。この公演は、秘密結社Crymaxの旗揚げ公演である。上演は、HOTチームとICEチームのダブルキャストで行われた(喫茶店店長役は共通)。自分の観たのは、ICEチーム初日であった。

    ネタバレBOX

    舞台は、マスターが病気入院中のため仮店長が営む喫茶店。閉店時間が早く、コーヒーの味がイマイチの店で常連客以外に訪れる客もまばら。この店に、旅商人を生業にする、探偵崩れのオカマの比呂美が立ち寄ったところから起こるドタバタ劇とでも言おうか。
    まずは、旅商人ならではの美味しいコーヒー豆を売り込むところから、しばらくこの喫茶店に逗留することになる。探偵崩れの性格は、やがて様々な難問を解いていく。難問と言っても、常連客の友人である盲目の少女が初恋をし、その相手に会いたいというので、その相手を探し出そうとするが上手くいかず、初恋相手が見つかったことにして店員と常連客で盲目少女に一芝居打ったり、なぜ常連客3人はコーヒーも美味しくなく閉店時間の早いこの店を利用しているのか、その謎を解き明かす。
    そして、再び旅商人としてその店を去って行くのであった。

    舞台の主役は、なんと言ってもオカマ比呂美役の古川築だろう。オカマの雰囲気、謎解きのプロセスと、なかなかの熱演。謎解きのプロセスの面白さは、彼だけでなく脚本の出来も関係している。ただ、常連客に対する謎解きが簡単すぎるのには、ちょっと手応えが薄い印象をもった。
    出演者たちの個性を生かした演出はまだ洗練されてはいないが、この先どう演出家として成長していくか楽しみである。
    そんな訳で、その成長過程を確認したいので11月の第2回公演も観てみたい。

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    2017/06/11 12:33

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