満足度★★★★
価格8円
ミュージカル #悪ノ娘 観劇。
昼公演で初日幕開けという珍しいスケジュールの組み方。
ボカロ曲を原作として、2010年にX−QUESTトクナガさんが脚本化、自劇団で上演(高田・大野は客演)。今回はミュージカルとしての初演。
とにかく主演のれいなちゃんがスゴイ。田中れいなちゃんの、一流アイドル仕込みの歌唱力と表現力が、主役として作品全体を引っ張っていってる。エネルギーが半端ない。\さぁ、跪きなさい/って言われたら従っちゃう。
対を成す山本和臣さんは、男性なんだけど女性っぽいというか中性っぽい。それがこの作品で大きなフックになる。
中村ゆかりんの美声と可愛さは群を抜いてる。木田くんの(個人的に)意外なポジションに新鮮さを感じたり、ハリポタみを嗅ぎ取ったり。
渡辺克己さんが出ることを忘れていて、途中で気づいた瞬間の「!!!」感。彼の芝居、好きです。渋くてかっこよくて悲哀を滲み出せる方、なかなか居ないよ!
ごろさん・王子・太久さんの動きは安定で安心で俊敏でした。音に合わせた剣舞の場面は、アンサンブル含めた全員の揃わなさ具合に失笑したけど。アクション手練れ達は、動作自体は早くないけど剣の動きが早く見える動かし方をしてるから余計にね。せっかくのダンス部分だからもっと合ってほしいな
このメンツに対し、MAMORUさんが振付して、六本木さんが殺陣を付けてる、っていうところに、事務所系のプロデュース公演っぽさを感じたり。ちなみに美術は青木さん。
そういえば、ひとみすは今年からamipro所属になってた。どうりであの位置の役が付くわけだ。好演してたよ!
客席のまあまあ真ん中の位置から観たけれど、これ後方席まで熱量届いてる?と疑問になる人が居たのも確かで。演技が完成してないというのとは違うんだけど、力不足を嗅ぎとれてしまったんだよなぁ。初日の緊張であることを願おう。
個人的にイチオシなのが、 #ジョセフィーヌ 🐴役高田さん。推しであることを差し引いても、蹄跡(爪痕)残しすぎでしょう。
二足歩行の人間が、4足歩行の動物🐎を演じているのに、リアリティがあるんですよ。そして、馬なのに王子なんですよ…。見てもらえば納得してくれるはず。