満足度★★★★★
鑑賞日2017/06/04 (日) 13:00
価格1,500円
無題2069(17-072)
13:00の回(晴)、12:30受付、開場。奥が客席(桟敷+ベンチシート)。
天井に蒼い生物のような浮遊物のような...パイプらしきものが下に伸びている。床面にはこれも濃い蒼の粉末のような(砂のような)ものが敷かれている。小さなテーブルとクッション、上手ではTVゲームをする女、下手には白い衣装の男が座っている。抱えた膝の下は真っ黒。多摩美らしい造作。※帰宅後読んでみると、当パンに「劇場管理について」という一文あり、ナルホド。
ハウリングのようなノイズ。
前説では壁に映した映像を観ながら...那須野綾音さんは「日比谷眞知子の憂鬱(2017/4@櫂)」を観ていました。
13:04開演~14:34終演。
ルームシェアをしているふたり、友人、セフレ(男)、お隣の奥さん、白い男。
気がつかないくらいの大きなうねりから細いさざ波まで脚本も演出も役者の皆さんもど真ん中の好み。こちらは初めてですがよくできた作品。
ひとつの雫が大きな流れとなり、澱みを洗い流し清流が戻ってくる。
ラストに近くなっての白い男の行動がとても印象的。昼間の公演で天気も良く、開け放たれたドアの外の世界がはっきりと見えてくる。手前ではTVゲームに興じる二人、そのときドアを開けて男は何処へ行く?
多摩美の公演は、来週、「あうとらいん」を予約済み。7月にも池袋で公演があるとのこと。