満足度★★★★
鑑賞日2017/05/21 (日) 16:00
大道具が何かしらロールプレイングゲームのいでたちで、軽めの劇なのかなと思ったら、とんでもない、舞台は炭鉱を意識し、明るさも控えめで、終始薄暗い採光での劇である。何人ものウガツが登場してくるので当初ちょっと戸惑うが、まあ面白い目論見であります。
劇は2時間という長丁場だが、きちんと俳優たちが自分の演技を演じ切っているので退屈はしない。だが、あまり笑いのない芝居で、見ている観客はちょっときついところもあるかもしれない。
それでも竜崎の意気込みは全編琴線を引っ張ているように緊張感は持続し、俳優陣は全員達成感を確認したように思われる。いい劇であった。