GK最強リーグ戦2017 公演情報 演劇制作体V-NET「GK最強リーグ戦2017」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    観客参加型の演劇イベントという触れ込み。1チーム50分の短編作品を上演し、観客の支持の多さが勝敗を決する。そして今年のテーマは「酒」である。
    もっとも、別の”感慨”も連想させるが…。

    観劇したのは、Bチーム「見慣れた知らない景色の中で」とCチーム「one night after 12AM」の対戦。対戦はキャスト代表者によるジャンケンで先・後攻を決める。その結果、C・Bの順になった。感想もその順で書かせていただく。
    どちらのチームも芳醇な香り、酒がまわるよりも早く物語に酔ってしまう。たとえ酒が嫌いな観客でも、その駘蕩(たいとう)たる雰囲気に酔う、そんな珠玉作2編。

    ネタバレBOX

    両チームとも舞台のセッテングから始まる。

    【Cチーム「one night after 12AM」】
    あるマンションの1階にある酒場(Bar)。セットに使用するのは幾つかのBOX。テーブルや椅子に見立て、または縦に重ねてカウンターをイメージさせる。
    亡き父が通っていた店。時間はもうすぐ午前12時。その閉店までのわずかな時間の物語。今、亡父の知り合いが集まって、店のママも交えて歓談中。そこへ20歳になった娘が来店し、初めての「酒」を体験する。娘が小学校入学した年に亡くなったと言うから、十三回忌といったところか。
    滑稽な観せ方であるが、雰囲気的には抒情豊かで静かな話。

    【Bチーム「見慣れた知らない景色の中で」】
    地方の酒蔵。こちらは舞台奥に仏壇が置かれている。冒頭、暗闇で酒瓶が割れる音は迫力ある。バンド活動がしたいと家を出ていった息子が突然帰ってきた。父は喉頭がんに侵され、先々が心配である。しかし母の三回忌にも帰らなかった息子を許さない。この家には娘がおり、その結婚を考えている彼氏、息子のバンド仲間や彼女も絡みどう展開していくのか…。そのスラプスチック・コメディのような動きのある話。

    このGK最強リーグ戦2017、ルールは上演時間50分、テーマ「酒」ということは先に記した通り。今回観た両チームは、テーマ以外の共通点として「死」を感じさせる。
    暗幕で囲んでいる舞台、そこに白い衝立を等間隔に並べ立て、まるで鯨幕のよう。Cチームは亡き父を偲ぶ。Bチームは母の死(仏壇)と父の病。
    違いは、雰囲気が「静」と「動」という印象。「都会」と「地方」という感覚。

    それぞれ気になる所…蛇足ですが。
    Cチームは、BOX上で一人ひとりが独白する演出。前列席だと見上げることになり、観にくいと同時に圧迫感もある。俯瞰・印象付けする演出なのかもしれないが…。
    Bチームは、息子のバンド仲間が登場するが、その存在自体が必要だろうか。息子が帰ってきた事と父親との確執、その氷解の過程に力を入れたほうが…。
    両チームのキャスト数、Cは7名、Bは15名と倍以上。ルールには関係ないだろうが、バンド仲間3名を登場させなくても話は成り立つように思う。

    次回公演も楽しみにしております。

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    2017/05/21 12:29

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  • えざき さま

    Aチームが観られなかったのが心残り。えざきサンの演技、どんな感じだったのでしょうか?
    次回公演も楽しみにしております。

    2017/05/26 17:42

    タッキー様
    「GK最強リーグ戦2017」ご来場ありがとうございます!
    細かなご感想を書いていただけて嬉しいです!
    A・Bチームに関しては劇団員の中からクジ引きでキャストを引いて、人数が決められた中からの執筆になるので
    その制約の中でどんな作品を作れるかというのもこのイベント見所なのかなと個人的には思っています。
    テーマ・人数・50分という時間の制約があるのでいらないのではと思われる役をつくらないというのもGKで勝ち抜く為の課題になると思います!
    貴重なご意見ありがとうございます!

    2017/05/23 19:20

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