歌舞伎ミュージカル「不知火譚」 公演情報 劇団鳥獣戯画「歌舞伎ミュージカル「不知火譚」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/05/11 (木) 19:30

    座席1階E列

    奇しくも今年正月に、国立劇場で上演された歌舞伎「しらぬい譚」と同じ原作の歌舞伎ミュージカル。「奇しくも」というのは、この演目自体が「復活通し狂言」と銘打たれるくらいに滅多に上演されないので、ジャンルとしては異なりますが、このスパンで上演されること自体が奇蹟に近いのです。
    歌舞伎では、天草四郎などのお家転覆のファクターはなく、あくまで鳥山親子VS若菜姫、化猫(別に連合軍ではない)の図式で進んでいきます。
    鳥獣戯画は3部作で、この大長編戯作を、できるだけ原作に近づけて(といっても、十分に歌舞伎以上に傾いてくれるのですが)演りとげる所存のようです。
    まずは第一段。けして派手ではないですが、舞台転換をさくさくと進めながらテンポよく話は進んでいきます。仕掛けは凝っており、若菜姫が蜘蛛の精に連れ去られた後の空中演舞、後の天草四郎が亡き父の亡霊と会うときの演出、殺される悪女とその色との首ダンス、ラストの大掛かりな〇〇登場と蜘蛛の巣のセット。
    いやあ、お世辞抜きで、笑いあり、活劇あり(殺陣もしっかりしているんですよね)、ダンスありの舞台はまさにエンターティメントの粋をいっております。適度に歌舞伎の所作・ルールを意識しているところなど心憎い。
    石丸さんの悪女ぶりがいいですね。小股が切れ上がった痛快な悪、でも、今回で死んでしまい残念。(次回からはナレーターやるのだそうな)
    出演人数も多く華やかで、ラスト出演者全員でのレビューは圧巻です。舐めるなよ伝統芸能!!!とい喝采を上げたくなりますね。

    ネタバレBOX

    鳥獣戯画というと、当然、主演はちねんさんとなるのですが、相変わらずの活舌の良さが時代劇の雰囲気を盛り上げてくれます。しかし、あれは意識したギャグなのか、いかにもなちょんまげかつらは何なんでしょう。他の出演者がナチュラルに決まっているだけに、浮き気味です。また、どうしても、他の男性演者と比較すると、体格で劣るので、次回以降、一層の活躍が期待される中で、殺陣が増えてくると(上手下手ではなく)絵面で少し心配です。
    次回はスズナリとのこと。箱が小さくなる分活劇度が心配、今回のようなダイナミズムを失わないように宜しくお願い致します。でも、来年秋はちょっと長いなあ。せめて1年後にして欲しかった。
    最後にアンケートについて一言。今回は出しませんでした。理由は単純裏面に、登場人物の相関図が印刷されており、これ販売されているパンフにも掲載がないのですよ。となれば、次回観劇の際の記憶の必須アイテムです。これは、別紙面にしてくれないといけません。

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    2017/05/16 09:59

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