満足度★★★
鑑賞日2017/03/22 (水)
「死の舞踏」を観劇。
対面式座席で中央にステージ。同時公演中の「令嬢ジュリー」とのセットの擬似感はない。
老年期に入った男、20歳ほど歳の離れた元女優の妻、2人の仲を取り持った元女優の従兄弟。
出会った時は若くときめきに満ちてた日々もあったのだろうが、互いに年齢を重ねる内、いつしか、憎悪といがみ合いが入り混じる関係に変化している。
憎たらしい、嫌い、いなくなればいい、と嫌悪感丸出しの妻なのに、夫が間近に死期が迫ったとわかった途端に後悔が突出する複雑な感情と行動に、人間の複雑な感情が出てくるんだなーと。それが愛情というのか愛着というのか執念ゆえの行動だったのかは、人生の悟りを開いてないから自分にはよくわからない。
100年前の戯曲なのに、このような高齢者や年齢差カップルが日本でも増えていくのだろうか、今回の戯曲のような舞台が今後増えてきそうな近未来な話でもありました。