期待度♪♪♪♪
所詮、人間は、死ぬ時は1人。事故や災害にあって誰かと一緒に死んだとしても、あくまで死は、その個人の身体と意識に降りかかるものであり、あくまでも孤独な体験であることに変わりはない。生まれる時が、温かい母の胎内から出てくることと比べると、何とも儚いことか。それだからこそ、「私って、生まれてきちゃいけなかったんじゃないか...って」思いたくはない。
都会の孤独死が増える中、この年配女にそう思わせた「あの時」とはどういうことなのだろう。「あの時」を迎えた彼女が切ない。
彼女に「そんなことはあ絶対にないよ」と言ってあげたい。