「凹⇔凸」 公演情報 teamキーチェーン「「凹⇔凸」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    2人の作・演出家による2つの物語であるが、それを見事に融合した内容になっており、観応え十分であった。タイトルもシャレており虚実の世界を凹凸という表現を用いている。当日パンフの並びから言えば凹が虚で、凸が実であろう。その間に⇔があるが、その異空間のようなところを”往還”する訳ではない。ただ、その間にあるのが”人間の意識・行為”という事実が存在する。だから「一つの出来事」から成るのである。
    (上演時間1時間30分)

    ネタバレBOX

    舞台はほぼ素舞台から始まる。冒頭配置されていたのは立方体のカラー椅子と同じ色の額枠(縁)が6つ。この世界は「www(world wide web)」(作・演出:Azukiサン)でパソコン画面のイメージ。もう一つの話「あれから 此れから」(作・演出:岡田奏サン)は、喫茶店という現実の世界。
    「www」ではインターネット上の見知らぬ者がいろいろな悩み、相談事をしている。
    一方、喫茶店は夫婦で営んでいるが、その妻の妹が亡くなって3年が経つ。その死に際に間に合わなかった父を怒り責める次女(18歳)。この次女が先のインターネットの住人であり物語を繋ぐ人物になる。困った父は偶然にも同じインターネットで相談を始める。その和解の相談に次女が協力し始めるという仮想世界ならではの滑稽さ。

    この物語では、人と人の感情、それも父と娘との関係は微妙のようだ。
    人間関係は面と向かって話をすると本音が言えないが、インターネット(仮想)だと相手が見えないだけに気軽に言いたいことが言える。しかし、仮想であるがゆえに混合玉石の情報、清濁、真偽さまざまな思いが渦巻く。そんな不安定な状況を確かな歩みがある喫茶店・接客業で繋ぎ偶然であるが父と娘の蟠りを氷解させていく。2人の作・演出家の異なる世界観が一つに結実する巧みさ。
    ネット上の危うい社会性も垣間見えるが、それよりもヒューマン性を選択したようだ。

    1つ気になるのが年齢設定の違和感。喫茶店を営んでいるのが次女の伯母・朱美(Azukiサン)にあたるが、見た目も若い。何よりも長女・琴美(夕貴羽サン)が28歳という台詞があり、そう考えるとこの伯母は50歳前後と推定。その伯母がこれから不妊治療を始めると…厳しい現実があるな~。

    次回公演を楽しみにしております。

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    2017/04/03 21:20

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  • Azukiさま

    コメントありがとうございます。
    珠玉作…それぞれの脚本・演出が見事に結実し、とても面白く拝見しました。
    いくつになっても精進は大切ですよね。まだお若いでしょうから、これからの活躍も期待しております。

    次回公演も楽しみにしております。

    2017/05/11 19:56

    ご来場ありがとうございました。
    丁寧なご感想いただき誠にありがとうございます。
    題名や構成など、織り込んだ思いを受け取っていただけて本当に幸せです。

    Azukiがおばさんに見えなかったのは・・・私(Azuki)の実力不足でざいます・・・
    なかなかいいと歳なのですが・・・まだまだ未熟者でございます。

    役者としても演出・プロデューサーとしても精進いたします。

    2017/05/10 19:04

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