満足度★★★★
鑑賞日2017/03/17 (金) 15:00
価格2,600円
「ラクエンノミチ」
風俗店の待合室で展開するドラマ。
割と早い段階から閉塞感が漂い始め、次第にそれが強くなって行くのはまるで「吊り天井部屋」のよう……そういえば日本のラジオ作品はそのパターンが多くそれはつまり「吊り天井芝居」という1つのジャンル?(笑)
いやしかし、笑顔がイイお二方をそう使いますか……なキャスティング、お見事です。何とコワい笑顔だことよ。
で、笑顔の裏のコワさに限らず、陰になって見えない部分(席によって見えないとかの具体的なものではない)をもどかしく思いながらも、その「隠された部分」が察せられてしまうのが上手いところ。
席によって見えないと言えば、ツイッターにあげられた感想にあった終わり方が微妙(にして絶妙)で、屋代主宰が後説のために登場するまで観客が戸惑ってしまう件、実はちゃんと演者が最後に礼をしているのね。
ただ客席通路の後方でそれを行うために大半の客にはそれが見えないだけで(笑)。(幸いσ(^-^)の視野には入った)
あと、終盤…ってか最終場で空調の音(S.E.ではなく現実のもの)が聞こえるのは一長一短? 観ている時は無音の方が緊迫感が増すのではないかと思い、アンケートに書いていたら、むしろ空調音が大きく感じられることで静けさか強調のか?という気もしてきて。→ ツイッターで得た情報によれば終盤で空調を切るようにしたらしい。