STORE HOUSE Collection No.9 アジア週間 公演情報 ストアハウス「STORE HOUSE Collection No.9 アジア週間」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    台湾 『Zodiac(ゾディアック)』

    八の字にした二面映像幕に客席、ロビー、バックヤード等を後景として映し出している。その世界観はどちらかと言えば非日常空間・宇宙を思わせる空想空間を投影しているようだ。そして、その幕を捲り上げると….。
    (上演時間1時間30分)

    ネタバレBOX

    舞台セットは、映像幕があるシーンと幕を捲り上げたシーンとでは違う。
    幕を捲り上げた奥スペースには、日常という平凡な空間(机、扇風機、雑貨等のパーソナルスペース)が出現する。

    説明によれば、「Zodiac」とは、1960 年代アメリカで一人の連続殺人鬼が名乗っていた“名前”である。その正体は謎に包まれており、送られてくる犯行予告や暗号文も人々の関心を集め、大きな話題となった、という。

    Shakespeare's Wild Sisters Group の『Zodiac』はこの人物に着想を得た二人芝居だ。一人は殺人鬼を、もう一人は彼の周りの様々な人間を演じていく。多くのやりとりが組み合わさり、まるでパッチワークのように“彼”という存在が浮かび上がってくる。彼は“現実”と“想像”、“正常”と“異常”の境界線を飛び越え逃げてゆく...というもの。
    時間と空間の隙間に落ち込む、もしくは挟まった人々を描いたもの。その表現は少し抽象的であり、分かり難い感じがする。

    次回公演を楽しみにしております。

    0

    2017/03/11 13:01

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大