二十一面相 公演情報 フライドBALL企画「二十一面相」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/01/28 (土)

    価格3,800円

    外部との連絡さえもつかなくなり孤立したペンションという定番中の定番な状況での武石創太郎流「そして誰もいなくなった」と思わせておいての……なサスペンス系。
    実は序盤の「?」な2場と「ある共通点」から劇中で明かされる前に真相を悟ったが、それでもその後の展開と落とし方で最後まで楽しめたし、「まさかソレとソレを結びつけるとは」な発想に感服。
    また演技も全般に良い上に何人か特に巧い役者がいたのも良かった。

    ただ、この会場の設備(前2列はベンチ席でそれ以外もパイプ椅子)で3800円というのはちょっと考え物だし、開場直後から「全席自由席でございます。前の方からつめてお座りください」という矛盾したアナウンスをすることにも疑問を感じる。

    ネタバレBOX

    多重人格者の人格をそれぞれ別の俳優が演じ治療が進むにつれてそれが減って行くという見せ方の芝居をいくつか観ていたので、死んだ者が持っていた数字がカウントダウンであること(=真相へのヒント)もあれが多重人格の治療であること(=真相)も劇中で明かされる直前に気付いたが、孤立したペンションでの連続殺人で治療を見せるという発想が鮮やか。
    また、主人格だけになってめでたしめでたし……ではない終わり方も余韻を残して巧い。

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    2017/02/02 10:46

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