聲香(こゑかほる)  北原久仁香 ひとり語り 公演情報 語りと和楽の芸人衆 かたりと「聲香(こゑかほる) 北原久仁香 ひとり語り」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/01/15 (日)

    無題2006(17-009)

    15:30の回(晴)

    15:10会場着、受付。

    ここは「紅梅振袖(2014/11)」で初めて「かたりと」と出会った場所ですが、この界隈では何回か公演が行われているので、それほど前のことのようには感じません。

    しかし、お天気はよいのですがなんとも寒い(冷たい)。受付の列に並んでいると(2月にもここで公演あり)「通し券」を、という方が結構いらっしゃいました。

    定員25名とこぢんまりとしているものの、みなさんかたりとがお好きな方ばかり。

    会場の登録有形文化財「島薗家住宅」は1932年に建てられたそうですが手入れが行き届いているからでしょう、古さを感じさせない造り。

    今日は藤沢周平作「雪明かり」、藤沢氏の作品は読んだことはありませんが、今まで北原さんが採り上げた作品に一度もハズレはありませんでしたのでどんな情景が(雪とあるので、今日のように寒いだろうなと思いながら)見えてくるのか。

    15:31前説、15:34開演~16:38終演(トーク含む)。

    『人情馬鹿物語』(1955年・昭和30年初出)からの「紅梅振袖」と「雪明かり」(1976)。年代は大きく違えど、男女の儚くも辛くもあるつながりを描いた作品で、二人が最後にどうしたのか...異なる選択をお客さんはどう感じ取るのか。決めることなどできないのが恋する二人。

    いつものように着物姿の北原さんは、背筋を伸ばし真っ直ぐ立ち、登場人物に代わって心情、情景を見せてくれました。

    「ロミオとジュリエット」は全然ダメなのにこういった作品は好きなのはどうしてだろう、といつも思うのでした。

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    2017/01/16 18:02

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  • 『紅梅振袖』で、初めてご来場くださったこと、よく覚えております。
    以来、ずっとご覧くださり、本当に有難うございます。

    登場人物中、心・言葉が通じ合うのは、主人公ふたりと母のみ…。
    小説と現実、江戸と平成、
    そう変わらぬ人間社会の縮図がそこには在るようです。

    「『ロミオとジュリエット』は全然ダメなのに…」
    どうしてでしょう?!

    2月は実際に俗世間を跳び、空を飛んだ人の物語です!

    2017/01/18 20:21

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