満足度★★★★
舞台化するに当たって、原作に登場するさまざまなエピソードや登場人物を思いきって省略したに違いない。たとえば、松子と家族との確執はほとんど描かれていない。ただ台詞の端々などから察することができるだけだ。それは残念な気もするが、その分、いくつかの人物と場面をじっくりと描いていく。あのとき別の道を選んでいれば幸せになれたかもしれないのに。そんな歯痒さを感じながら、嵐のような松子の生涯を追体験する時間となった。
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2017/01/08 20:45
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