モグラ…月夜跡隠し伝… 公演情報 劇団桟敷童子「モグラ…月夜跡隠し伝…」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    鑑賞日2016/12/18 (日)

    靄のようなものが漂う中、劇場内に一歩足を踏みいれば、無数の木立ちのダイナミックな光景に圧倒される。
    荒唐無稽、だけどスペクタクルな日本民話の浪漫伝記とでもいうのか、前半の展開にはワクワクしたんだが、途中からどう収拾するのかと見ていれば、最後の局面で慌ただしくなり、あれもこれもと詰め込んだ展開で話をまとめた感がなきにしもあらず。が、終わってしまえば面白かった、という矛盾した感想になってしまった。ケレン味ある歌舞伎を見た、と思えばよかったのかな。
    約130分。

    劇中「らいらいら」って言葉を発していたが、どう書くんだろう?また、衣装の半纏の衿部分に梵字のようなものが見えたけど、あれも何か意味があったんだろうか?
    舞台裏も見たかったが観劇日は談話会があり。ロビーに舞台模型があったらしいが、多勢の人がいたのでどこに置いてあったのかもわからず。談話会では雰囲気に負けて何も質問出来ず。いろいろと無念。

    ネタバレBOX

    冒頭の関東大震災で朝鮮人の虐殺事件の話から、その荒くれ者たちを取り込む大陸から来た謎を秘めた女。その後の謎の女の物語も見たかった気も。客演の松田賢二さんは「VERSUS」の時のような役柄を彷彿、他の客演陣も風格と存在感あって良い。

    談話会での思い出し書き。
    今後は「夏に死す」や炭鉱三部作のようなものがメインになって、今作のような舞台は今後書かないと思う、と東氏。それを聞いた原口氏、「うそうそ」とヒソヒソ小声で笑いながら否定。
    談話会出席者の東さん、松本紀保さん、松本亮さん、揃ってB型。原口健太郎さんは一人だけO型。
    坊主頭になって参加の松本亮氏、そのまま大正時代の人のようとみんなから絶賛される、これまで坊主といったら原口さんだったが「似合い過ぎる」と妙なお褒めの言葉をかける。
    原口さんは客演が続いて久しぶりの劇団参加、舞台装置からその他諸々参加できてやっぱりよかったとかなんとか。
    客演の両松本さん、桟敷童子の舞台仕掛けなど話題は知っていたが、紀保さんの初桟敷観劇はベニサンピットで上演された「黄金の猿」亮さんの初桟敷は最後に戦車が出てくる「厠の兵隊」、どちらも大仕掛けのセットに圧倒された模様。
    仕掛けといえば、今回の舞台も最後は地面が揺れる場面があり、その時は劇団員やスタッフ総出で揺らしているそうで、そこでは客席に見えないように亮さんも手伝っているそう。上で芝居してる紀保さんはその場面を楽しんでやっているそう。

    客席からの質問もあったが上手く聞き取れず。
    約20分ほどで終了。

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    2016/12/30 16:17

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