満足度★★
どうなんですかね…???
この劇団の良さは荒唐無稽をも含んだ題材でありながら、そこに根っこがあって
奇をてらわずにその訴えを表現してきたことであると思っている。
しかし、今回の演目はそうではない。
部落(今は死語だが…)伝承の形を取っているが―この手法は「炭鉱3部作」にも活用されていた―その伝承が“今”に突きつけられていない。
成程、“鬼”の存在はそれに近いが、ただ執着する対象が無い。
ただの「バイオハザード」のパロディか??と思ってしまう。
巫女(でいいのか??)の母娘が立ち向かう物は何なのか?
やはり“鬼”というものの存在の何たるかが描けていない所以だと思う。
ん~…、描けていないんだよな。やっぱり。