満足度★★★★★
見事な舞台衣装に溜め息が出ました。
美しいなぁ・・・・それぞれ、何とよく嵌まっているんだろう。全体のバランスもよく、完成度がすごい。何だかクラシックバレエの舞台を思い出すほどでした。それにしても、トシモリってあんなに痩せていたっけ?まさかこの役のために減量したとか・・・・。このロボットのメイクもキラリとメタリックな感じがすごかった。この人のタクマを呼ぶ時の、慈愛に満ちた声が大好きだ。今回は聞けなかったのが残念だったが、ミニマムな動きの中に満ちるやさしさに泣かされる。「天空の城ラピュタ」のロボットの実写版という感じでした。それにしても日本語の「~してあげる」「~してくれる」というのは、深みのある言葉なのだなぁと改めて気づかされる。この言い方、他言語には無いような気がする。少なくとも英語にも中国語にもない、独特の感性を持った言い回しだ。末原氏はこんなちょっとした言葉から、この物語を膨らませだのかもしれないと思った。氏の凄い感受性を感じる舞台でした。