満足度★★★★★
無題1986(16-276)
16:45の回(晴、強風で寒!)。
初めて下りる志木駅。キャンパスまで15分くらい。ほんの一部しかみていませんがとても立派なキャンパス、思わず勉学に励んでしまう雰囲気(図書館も立派!)、チャペルがあって正門には特大ツリーのイルミネーション。
内山茜さんは「傍らに佇む(2014/8@サブタレニアン)」から4作品目。
16:45開演~17:25終演。
帰宅後、当パンに挟まれた制作メモを読むと自分が(感覚として)受けた印象とだいぶずれていました(やはり、ちゃんと読まないとダメですね)。
しかし、今までに感じたことがないもの、「身体」が持つ、奥深さと自由度。一方ではその身体自身がもつ輪郭(制約)が見えていたように思います。
闇と融合した巫女のような出で立ち、能の所作のような動き、明と暗との曖昧な境。バランス。
~正確にリズムを刻む直線的なデジタル音、呼吸から生まれる儚いアナログ世界の言葉。身体と言葉との関係についてはいろいろな考え方があると思いますが、喉(声帯)を使った空気の振動音と概念を固定化した言語とは別物ではないかと思うのでした~
その立姿と目線は、長い年月を経てもなお魅力を秘めている像のような趣。観客としての(数十年の)自分と千年ですら一瞬として過ごす永遠の像との対比のような気持ち。
ある公演のアフタートークで、劇場とは「生身の身体が生身の身体と出会うところ」というお話を聴きました。今夜の公演ではなぜか強くそのことを思いながら観ていました。
内山さんは来月「妖精大図鑑@花やしき」。