岡田利規 短編小説選『女優の魂』『続・女優の魂』 公演情報 ディレクターグ42「岡田利規 短編小説選『女優の魂』『続・女優の魂』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    なんか
    底の浅い話でした。

    ネタバレBOX

    『女優の魂』  役を奪われた後輩女優に殺された30歳の小劇場女優小山が死後の世界の入り口で、美大でヌードモデルをしたときの学生だった和歌山(男性)と出会い受付をし、小山は女優を続けられることを知り喜び、芸術家として目が出ず自殺した和歌山は別の職業を選ぶことにしました。

    『続・女優の魂』  女優業を満喫している小山は、死後の世界で生き甲斐を感じない和歌山のことが気に掛かり、生前一生懸命生きなければ死後幸せにならないと思慮し、役場で和歌山を蘇生させる手続きを取り、和歌山も同意して帰っていきました。約一月後、大劇場にも出演するほど活躍している小山の許に、73歳で死んだ和歌山が立派になって戻ってきました。

    連続上演というよりは一つの作品と言った方が良いくらいでした。

    魂とは根性とか気持ちのこととかと思っていましたが、そのままの意味でした。今を一生懸命生きなければ死後も幸せになれないというのはあまりにも教条的で、底の浅い話でした。

    死後、別の職業を選ぶべく職業訓練を受ける選択肢はあるものの、単純作業をしている人は死後も永久に単純作業を続けるのかと思うとうんざりしました。

    オーラとは、時には初対面で一気に憧れることもありますが、かねがね憧れた方の人が憧れの人に出会って感じる喜びのことです。オーラが出ることはなく、受け手がそう感じるだけのことです。

    水着か下着かわからない白い上下だけを着けたデッサンシーンがありましたが、裸を取り入れないと観客に受け入れられないのかと思われるような韓国演劇事情を垣間見ました。

    男優さんの作品がウンチ物だったのには子供っぽくてがっかりしました。

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    2016/11/25 11:30

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