満足度★★★★★
無題1969(16-259)
11/19(土)雨~曇、11/20(日)晴。
2日間で全13校、一人芝居、二人芝居から総勢30名くらいのチームまで。
全国高等学校演劇協議会規約によると「上演時間は、演技時間60分以内」「キャスト及びスタッフについては在校生のみ」。
神奈総を観に@神奈総での横浜地区大会Dブロック(10/9)、@テアトルフォンテでの横浜中央大会(10/22)と観てきました。
高校生の演劇に初めて触れたのは、当時、神奈総現役生だった岩井美菜子さん主宰の「人間嫌い」2014/11、第一回公演でした。それ以前に神奈総出身の役者さん、ダンサーの方々の公演に行っていたので、最初はなんとなく。
今回、神奈川でフルに2日間観ることにした理由は、昨年度、11月(さいたま芸術劇場)に埼玉県の中央大会を観に行ったことが発端。
芸術総合高等学校がオノマさんの「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」を演る、とあったのでした。(Q体は行けるところであれば行くようにしていて、このときで4公演目)。時間の関係で3校しか観ることはできませんでしたが、いずれも好印象。このとき、総合高校の「Q体」は関東大会最優秀賞を受賞、全国大会でも優秀賞を受賞。
当日、開演前、学生服の集団の中で並んでいたとき受け取った公演案内が筑波大学附属坂戸高校演劇部のもので、その後こちらもなんとなく校内公演に行ってみたところ、とても面白かった。
本県大会、13校、やはり個人的にはお話や演出の好き嫌いはありますが、観ていて不思議な高揚感が湧き出してきます。高校生だな~これが高校生か、までさまざまなキャラクター、美術も衣装も照明も音響も手作り。前方に座っているので、会場の中ほどや後方ではどのように観えるか聴こえるかはわかりませんでしたが、大学生やその上の世代の小劇場公演に引けをとらないものばかりでした。
ロビーには手書き原稿からつくった「あかいくつ」というペーパーが並べられ、手にとってみると「Q&A」形式で作品を選んだ理由、見所、苦労したこと。部の雰囲気などが書き綴られています。とても高校生らしい純真さ。
芝居が終わるとすぐ緞帳が下り、15分で次の高校が準備をするため舞台上で揃っての挨拶はない。ここはなんとかできないものだろうか。
観客のほとんどが高校生+卒業生、残りが関係者(大学で芝居を観たことがある人たちも)...はたして一般の人ってどのくらいいるんだろう。ましてや電車で1時間半ちかくかけてやってくる者は、いないだろうな。
今回の地区大会で107校、たくさんの人たちで創っている演劇大会、来年は、埼玉と神奈川に行けたら。