満足度★★★★★
芝居する男子、実感を表現する女子最近の商業演劇では、シェイクスピア劇もエログロになりがちだけれど、そうした方に流れない健康的で安心して見られる舞台であった。妖精たち、パックの動きが舞台全体を明るくファンタジックにしていた。しかし古めかしいというわけではなく、意外と現代的とも思った。プロデュース・演出をはじめとする女性陣の思いが見えてくるからだろう。「男ってこんなもの」ーーきかん坊、単純バカ、うぬぼれ、意固地 ーーという女子の実感・メッセージが透けて見えているようであった。時代に即した新しい演出の方向かもしれない。
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2016/11/19 05:02
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