期待度♪♪♪♪♪
合棋道??
公式サイトの「どんな作品?」や、Twitterから漏れ聞こえる本劇の情報から想像していたら、いろんな疑問が浮かんできました。二人が交互に「点」を打ってゆく、囲碁のようなゲーム? 交互に打つという機会均等な対話のようであり、打たれてゆく点の軌跡を同じ風景として共有していながら、それぞれが掬いとる意味は微妙にずれ、ときに捻じれる。一手ごとに見合い、問いかけ、応えを待ちながら、それぞれの意図を編んでゆく‥‥ 二人は時の糸に立ち、ときに振り返り、また前を向いて考えるのだろうか‥ いったい今は、いつなんだろう?大切なことには最後になって気づくのか、大切だったと気づいたから終わりにするのか‥ 勝負がついても終わらない?大切なことがわかるまで。二人それぞれ幾つもの分かれ道を選んで辿りついた結果だけど、 大切な場面はあのときだったんだと気づくのは、ずっとあとになってからかもしれない?
2016/12/12 02:21
視点と視座が快く切り替わり、気づきの時間差がスパイスに。それを一番広い視野で眺められる観客はきっとしあわせだと想像します。研ぎ澄まされた言葉が点の応酬にも重なって響き合い、それぞれの形なき意志が編まれて、どこまでも時空が広がってゆく感じ。このまま終わらないで、いつまでも皆の会話を聞いていたいなと思いました。セリフや筋を追うだけじゃなく、俳優さんそれぞれの視座を移ろいながら、広く深く想うことで浮かびあがる、切実で生き生きとしたなにか。瞬間瞬間に、観ているこちらも変わり続けていく予感がします。