満足度★★★★★
通過点であって欲しい。
今まで観てきたブルーエゴナクの良いところがてんこ盛りといった感じ。
物語も今までより良い意味で分かりやすく、ちょっとしたエンターテイメント要素もあるし、でも、かと言って予定調和では進まず、三幕からなる潔い意外性のある展開で、ラップ、音楽を駆使しテンポも良く、観ていてほんとヤバイ良い感じで楽しかった。。
ラップが刺身のツマ的な感じではなく、演劇を構成する一つの軸となることを証明したし、ラップ劇という括りが客層を狭めるのではなく、反対に今まで演劇に興味の無かったような人たちも呼び込み、一緒に観ていてこちらも楽しくなるような客層だった。。
物語もラップ等の歌・音楽のタイミングも良く練られてて、ちょっとした伏線・回収も舞台の味付け程度に収めてるのが何とも良い。
メイコ推しではあるけれど、6人の役者さん全てが魅力的で、アフタートークの雰囲気とはみな全然違い、しっかりそれぞれの役を演じてたのかなと思う。
一幕は観ているこちらがテンションがあがるような感じで楽しく、二幕のラストは内容的に良くないと思いつつ観ていて何か背中がゾクゾクしたし、三幕のラストは美しかった。
面白いのが、今まで穴迫さんが演じてきたポジションを月亭太遊さんが演じてるような気がして・・・似た感じの台詞回しのときはつい笑ってしまった。。
2回観ても面白かったし、好きな人は多分5回観ても楽しかったと思う。
もう、観れないのがほんと残念。