満足度★★★★
無題1900(16-190)
14:00の回(晴)。
受付13:00からですが少し前に着き、椅子で待ちます。時間通りに受付(整理番号あり)、外は相当暑く予定より5分早めて13:25開場。入って左にひな壇席、舞台には(古い)足踏みミシン。
野田さんの作品なので普段なら観ませんが、先日観た「萩家の三姉妹」がよかったのと、多摩美の学内公演「赤鬼」が絶品だったのと、普段は「小劇場」系のものしか観ないのはなぜなのだろうと(自問中)、いろいろ考えることがありしばらく「研修科発表会」を続けてみようということにしました。
今日はスタッフに水野さんがいらしたので少し話ができました。
昔々、野田さんは一度だけ「夢の遊民社」で「走れメルス(1986)」を観ましたが、言葉遊びに共感できず長い間「観たくない!」でした。それが覆ったのが@梅ヶ丘BOX「表に出ろい!(2012/10)」で、そのときの演出が水野玲子さん。その後、他でも「半神」「赤鬼」という作品を観ることができましたが終演後、それらは「言葉遊び」ではない作品だったことに気がつきました。
この会場は3回目で、本作が一番簡素な舞台。ミシンとテント(のようなもの)、椅子。
会場の内外を使った演出では「夜」のほうが視覚的に芝居に深みが加わるので好きなのですが、私が観た昼公演では「お隣さん」的な要素が舞台に入り込んでくるため、少し違和感がありました。
ネットで復習すると、過去に上演されたものの劇評がいくつか。そのどれにも「ことば」の重ね方の巧さについてコメントされていますが、私は個人的にこういった言葉の使い方が「ダメ」なのでした。繰り返す世代の描写も苦手。
たくさんの役者さんが出ているのでとてもどなたが、と覚えられませんが、またどこかの舞台で観ることになるだろう、と思いながら駅へ。