ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~ 公演情報 キューブ「ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    久しぶりに見たナンセンスな芝居
    要所要所要所(3回言うのが大事)で洗練されたナンセンスが襲いかかってくるので客席にいても油断ならない。
    もう出演者の衣装がブリーフから紙オムツに変化しても、なんら違和感なく成立しそうな舞台。役者の巧みさに笑えるやら呆れるやら、でも演劇的な描写もあって、例えるならケラさんメソッドというのかな。
    「奥様〜」同様、今回もアラータ、アルジャーノン、神様の3人は鉄板の登場。冒頭の映像は今回もカッコ良い。
    ブラックユーモアとナンセンスに徹底したプロの本気度が伺える、贅沢すぎる中身のない内容、観客は楽しんだ者が勝ちのような舞台でした。
    休憩なし、約140分。

    ネタバレBOX

    一応、筋はある。当たり前だが。
    第二次大戦中にタイムスリップした、探偵兼弁護士のアラータ(3人の人格を持つ)と助手のアルジャーノンと時々腹話術の人形。どういうわけかヒトラーの大量虐殺を阻止するようとすることになるが、そこに日本人の男と黒人の親子や屋根裏で隠れているフランク家が登場して、アルジャーノンとアンネの恋愛関係とかも入っちゃたりする。あと、神様とかも結構大事なんだけど、一緒にデタラメっぷりを炸裂している。
    タイトルに使われてるヒトラーに対するブラックユーモアは少し薄めに感じたが、この手の風刺劇というのか、お笑いや演劇はめっきり目にしなくなったので見終わったあとは心地よい疲労感しか残りませんでした。チケット代と交通費を無駄にしたとは思わないよw。

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    2016/08/01 09:12

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