昭和歌謡コメディ~築地 ソバ屋 笑福寺~Vol.5 公演情報 昭和歌謡コメディ事務局「昭和歌謡コメディ~築地 ソバ屋 笑福寺~Vol.5」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    懐かしく楽しいひと時
    今年は昭和の元号で言えば、90年にあたる。社会的には昭和20年までは軍事戦争、戦後は経済競争(高度成長期)、バブル時期を経て失われた何十年。時代環境は等しく人々の生活に影響を与えるが、その時に聞く歌は人によって受け止め方が違う。歌謡はその時代の人に寄り添うものであり、その思い出は千差万別であろう。と言っても、この公演の歌は昭和50~60年代が中心で、TV、ラジオで歌謡番組が多くあった時代のもの。その頃が青春時代であった人たち(今やりっぱな中年紳士・淑女)が、舞台に向かって声援、ペンライトを振り、テープを投げ、笛を鳴らす。時代が一気に40年ほど遡(若返)り、楽しいひと時を過ごした。

    この公演はVol.5であるが、Vol.6を2017年1月に予定しているとの案内があった。次回公演に向けて気になることが...。



    ネタバレBOX

    梗概は、ネタバレに記すまでもなく、説明の通り...築地のソバ屋「寛兵衛(かんべえ)」前で、国籍不明の謎の美女(グレース美香)が行き倒れ。そして記憶を失っているらしい。 記憶を失いながらも、時々、突然に狂ったように踊り出す彼女。記憶を取り戻すカギは「ダンス」らしいと気づいた寛兵衛達だが...。 彼女を付け狙う中東人の影。いったい彼女の正体は...

    今までの公演は、第1部「芝居」、第2部「歌謡」を完全に切り離していたが、今回は社交ダンス(シャル・ウィ・ダンスがやってきた!)というコンセプトで観せていた。第1部では芝居の中でもダンスシーンを入れ、第2部ではプロの社交ダンスを堪能した。

    さて、気になるのは、舞台上で「でんぐり返し」を3人(江藤博利、石尾吉達、志子田憲一)で行っていたが、特別の理由(例えば、劇「放浪記」の森光子サン)がなければ、マットも置かずに行っており危ない。足にテープが絡まっていた。この公演は「昭和時代」を感じさせてくれる貴重なイベント。ぜひ長く続けてもらうためには「でんぐり返し」を止めてもファンは怒らないだろう。むしろホッとするのではないか。

    次回公演も楽しみにしております。

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    2016/05/16 20:55

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