1789 -バスティーユの恋人たち- 公演情報 東宝「1789 -バスティーユの恋人たち-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    群舞が主役のミュージカル
    小池ロナン、夢咲オランプ、花總アントワネットを観劇。

    どうも、フランス産ミュージカルって、いつも人間ドラマの掘り下げがイマイチな印象ですが、今回の作品も、同様でした。

    ロナンとオランプが惹かれ合う必然性があまり感じられないのが残念でした。

    楽曲も、それ程、耳に残るメロディでもないし、ストーリーの深みがないので、各登場人物に、役が立つだけの造形がないのも惜しい作品でした。

    でも、アンサンブルの群舞は圧倒的!アンサンブルこそ、ダブルキャストにしてあげたらと思う程、このミュージカルの根幹を成していて、見事でした。

    ダンスは、きっと加藤ロナンの方が見せるのでしょうけれど、小池さんのあの輝く瞳は、類稀な宝物。こんな、漫画の星の瞳のような輝く目で、主役を張れる役者さんは思い浮かびません。
    身長の低さを払拭するだけの、舞台役者としての存在感に、嬉しくなりました。

    ネタバレBOX

    宝塚の娘役時代から、清楚な美しさで、群を抜いていた、夢咲さんのオランプが、可憐で実に魅力的でした。

    花總さんのマリーアントワネットは、その美しさに圧倒されます。

    宝塚の、「ベルサイユの薔薇」を彷彿とさせる場面がふんだんにあり、往年のフアンを歓喜させるサービスが満載でした。

    吉野さんは、このところ、悪役づいていますが、その存在感に更に磨きが掛かって、初期からのフアンとして、大変嬉しく思いました。

    反面、岡さんのペイロールの配役は、ちょっと残念。存在感のある役者さんなので、もっと重要な役を演じて頂ければと、もったいない思いがしました。

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    2016/04/20 01:08

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