『カガクするココロ』『北限の猿』二本立て公演 公演情報 こまばアゴラ演劇学校“無隣館”「『カガクするココロ』『北限の猿』二本立て公演」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    北限の猿
    90分。面白い。

    ネタバレBOX

    カガクするココロと同じ実験室(数年後の話のようなテイ)。「ネアンデルタール作戦」が実行に移りつつあり、さまざまな分野の研究者が集まりつつある中で、サルとヒトとの違い、そして人の愛憎に焦点を当てていく。

    スケコマシで妻子持ちの久保(森山貴邦)と、学部生の吉川(鶴田理紗)とか過去になんかあった清水(南波圭)らの話を中核に、サルの生態と人の性な部分の謎に問いかけていく。サルも人も遺伝子レベル?で一緒とか、日本のサルが日本人に似た(その逆?)とか、野生のサルにボス猿はいないとか、色々雑学な面白さもありつつ、じゃあ人ってどんなよという一点に目を向けさせてくる。90分、興味惹かれっぱなしだった。
    ラスト、久保の子を妊娠している吉川が部族の間引き的なコトを独りしているとこに、過去に傷ついたであろう清水がやってきて二人外に出て行く。生き物の進化、そして命とはなんなのかという広がりが感じられるいい作品だった。

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    2016/04/17 22:41

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